共感疲労に気づいた瞬間――自分を大切にする勇気が心を軽くする

60代の生き方:自分を大切に
心のエネルギーが吸い取られている気がする――それ、もしかしたら共感疲労かもしれません。
HSP の私は、他人と会話していて、知らず知らずに自分の心がすり減ってしまった経験があります。この記事では、共感疲労の正体と、HSP だからこそ実践したいセルフケアのコツを、実体験を交えながらお届けします。まずは、あなた自身の心をそっと抱きしめるところから始めてみませんか?

みなさんは、一度でも 共感疲労 を経験したことはありませんか?

共感疲労compassion fatigue)とは、他者の苦しみや悲しみに深く寄り添い続けることで、まるで自分が当事者であるかのように心が消耗してしまう状態を指します。

たとえば、

  • 友人や家族の悩み相談に長時間付き合って、気づけば自分の気分も沈んでいた。
  • ニュースや SNS でつらい出来事を目にして、胸が締めつけられるような感覚が続いた。

そんな経験、ありませんか?

共感疲労とは?

共感疲労は、思いやりが強かったり、人をサポートする立場にいるほど陥りやすい心の疲労です。「助けたい」「寄り添いたい」という純粋な気持ちが、気付かぬうちに自分を追い込んでしまうのです。

 

共感疲労は誰にでも起こる

特に看護師・介護士・カウンセラーなど “人を助ける” 仕事に就く人はもちろん、私たち誰にでも 起こり得ます。

HSP(Highly Sensitive Person)の方は要注意!

五感が鋭く、他人の感情を受け取りやすい HSP は、知らず知らずのうちに共感疲労のダメージを溜め込みがち。周囲の機微に気づきやすいのは強みですが、同時に 自分の境界線を守る練習 が必須です。

ポイント: 感じ取った相手の感情は “情報” として一度切り分ける。自分の感情と混ぜない。

なぜ心が疲れてしまうの?

  • 他人の感情を 自分の中に溜め込む
  • 「助けなければ」という 義務感責任感 が強すぎる

これらが重なると、心のエネルギーはどんどん消耗してしまいます。

 

HSPの私が選んだ “自分を大切にする” 覚悟

HSP は環境にとても敏感。だからこそ、まず 自分が心地よい環境を選び取る ことが、共感疲労から身を守る第一歩でした。

定年退職後、私は 「嫌われる勇気を持って、自分を大切にする」 と腹をくくりました。

  • 「NO」を言えずに何でも引き受ける → “NO” と言える練習 を始める
  • 相手の期待に応え続ける → 自分の気持ちを優先 する
  • 噂話や批判のループ → 距離を置く・俯瞰で眺める

その結果、以前より 視界が俯瞰 になり、心も身体も軽くなりました。

 

共感疲労と付き合う 4 つのヒント

  1. まず自分の本音を聞く
    相槌を打つ前に「私は今どう感じている?」と心に問いかける。
  2. 小さな “NO” を積み重ねる
    相手の頼みをすべて受け止めない。無理なら正直に伝える。
  3. 俯瞰の視点をもつ
    一歩引いて状況を眺めると、感情の渦に巻き込まれにくい。
  4. 噂話・悪口から離れる
    ネガティブな話題は心のゴミ箱。距離を置くだけで驚くほど楽になる。

     

自分に正直に生きると、世界がふわっと軽くなる

社交辞令を多用しなくても大丈夫。期待を背負い込みすぎなくても良いんです。

共感も大切。でも、その前に “自分を大切にする勇気” を──

このメッセージが、同じように悩む誰かの背中をそっと押せますように。

愛と感謝を込めて。どうぞ、ご機嫌な一日をお過ごしください💐

 

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